階層別 ハラスメント研修

厚生労働省では、労働問題の相談窓口として、各地域の労働局及び労働基準監督署に「総合労働相談コーナー」を設置しています。毎年多くの相談が寄せられるそうですが、近年、とりわけ相談件数が多いのが、セクハラ、パワハラをはじめとした社内での「いじめ・嫌がらせ」に関する相談です。その数は、平成29年度で実に72,067件にも上り、いまやハラスメントは大きな社会問題といっても過言ではありません。

ハラスメントが企業にもたらすリスク
  • 社員のメンタル不全の原因となる
  • 職場の雰囲気が悪くなる
  • 社員の士気、生産性の低下
  • 安全配慮義務違反による損害賠償リスク

民事上の個別労働紛争|主な相談内容別の件数推移(10年間)

ここではセクシャルハラスメント、パワーハラスメント、マタニティハラスメントの3つにスポットを当て、各階層のビジネスパーソンが知っておくべき知識、実際にハラスメントが起きた場合の対処法などを学んでいきます。

講師紹介

和田倉門法律事務所 弁護士 野村 彩 先生

和田倉門法律事務所 弁護士
野村 彩 先生

東証一部上場企業から中小オーナー企業、個人に対する日常的な法務アドバイスを通常業務とするほか、専門分野として、不正調査・不祥事対応、企業間トラブル・訴訟対応、人事労務、事業承継、役員責任訴訟、株主総会指導、M&Aなどを手掛ける。不動産・金融取引の訴訟・交渉や、相続等民事一般も取り扱う。

  • 新入、若手社員
    • 定義
    どのような行為がハラスメントに該当するのか詳しく学習していきます。うっかり加害者になることがないよう「ハラスメントの定義と具体例」を理解することがこの研修の目的です。
    新入、若手社員
  • 中堅社員(入社3〜5年程度)
    • 定義
    • 対処法
    まずは、どのような行為がハラスメントに該当するのかを整理し、その上で「万が一自分がハラスメントを見かけた場合の対処法」などを学習していきます。
    中堅社員(入社3〜5年程度)
  • 初級・中級管理者
    • 定義
    • 対処法
    • 相談対応
    • 部下との接し方
    初めて部下ができた初級管理者を対象とした研修です。部下と接する場合に気をつけるべき点や、部下からハラスメント被害の相談を受けた場合の対処法などを中心に学んでいきます。
    初級・中級管理者
  • 上級管理者
    • 定義
    • 対処法
    • 相談対応
    • 部下との接し方
    • 発生防止
    上級管理職には、職場でハラスメントが発生した場合に対処するだけでなく、ハラスメントが発生しないための体制を整備する役割が求められます。本研修では、ハラスメントに関する基本的な知識を復習しつつ、発生防止の具体的な方法について学んでいきます。
    上級管理者
  • 役員
    • 定義
    • 対処法
    • 相談対応
    • 部下との接し方
    • 発生防止
    • 役員責任
    ハラスメントのような労働問題では、企業の責任のみならず、役員個人の責任を問われる可能性があります。本研修では、ハラスメント問題における役員責任の視点も交えつつ、自分が加害者にならないための注意点や発生時の対処法、発生防止措置の具体例などを学んでいきます。
    役員

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~パワハラ、セクハラを防ぐには~

弁護士 水谷 英夫 先生
弁護士
水谷 英夫 先生

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